【無職100日】振り返りと、資産のリアルな話【キャリアブレイクとは】
本日、記念すべき無職100日目を迎えた。100日を「3カ月と10日」だと考えると、なかなかの期間である。
というわけで、これまでの無職生活の振り返ろう。
無職1日目~7日目
・7月1日、名古屋から太平洋フェリーで北海道に行き離島で野宿をするなどする。帰りは日本海フェリーで京都に行き、帰ってくる。
こうやって書くと「アクティブな人のそれだ」「ネットによくいる旅好きの人ね」と思われそうだが、決してそうではない。根はひきこもりだ。
もちろんこの旅は刺激的で得るものが多かったのだが、同時に出発前に「行きたくない」「大変で面倒くさい」と思う自分もいる。
でも、無職に入ったこのタイミングで行くことで、これからの無職期間に自分が良い方向に舵を切れるという自信があったから思い立って行ったのだ。
この突発的な無職放浪旅の刺激的なDaysについてはnoteでまとめたのでそちらを見ていただきたい。
旅先で出会って長話をした、ある店のオーナーに「良いライターになってください」と声をかけてもらったことが、今一番の原動力になっている。
振り返れば仕事をやめる時も、福祉業界から全く別業界を志して「ライターになりたくて」「独立したくて」と上司や懇意な客に言っても、「おまえならできると思うけど」「○○さんならできます」と応援してくれた人たちがいた。
それがお世辞だとしても、「え、マジでやりよったわアイツ」と思わせたいので、やり続けるしかない。人の期待を(良い意味で)裏切ることが、わたしの趣味であり生きがいだ。
無職8日目~30日目
・旅から帰ると熱中症と旅疲れ、寒暖差などで1週間ほど家から出れないレベルで体調を崩す。
・就活で2社応募し、落ちる。
・節約のために自炊に目覚める。
旅から帰ると、疲れや暑さなどでやられて寝込む。でも、旅の後半には気づいていた。わたしの活動限界量をとうに超えていることは。普段1日1kmも歩かない奴が毎日10km近く歩いてたらこうなります。
それから就活で2社応募した。どちらもかなり好待遇であったが、残念ながら二次面接で脱落。ちなみに今回の退職に伴い、これまでで合計4社の応募をした。うち初めの2社からは内定が出たが、条件が合わず辞退した。
無職31日目~74日目
・8月から真夏日ばかりで家にこもることが多くなる。
・年金、保険、失業手当、奨学金猶予などの書類申請をする
・北海道への放浪記をnoteに書く
・家カフェ環境を整える。
・フルタイムで働かないことを決意
無職期間になってからは頻繁にカフェにモーニングに行く。が、その1回500円のお金すら塵も積もれば山となり貯金がすぐに無くなってしまうので、行かない日は家でカフェっぽく過ごすことにした。
それから、上記の無職放浪記のnote執筆に励んだ。図書館のPC自習室でやる日もあるほど集中していた。このnoteが過去最高のスキ(いいね)をもらえてうれしかった。
マルチ・ポテンシャライトという、一つの仕事に縛られない生き方の本を読み直し、やはり自分もこの道で行こうと思った。つまり、興味関心のある複数の分野での兼業しながらの独立を目指そうと決意し、よほどの好条件でかつ学びたい分野でない限りフルタイムでの就労をしないことを決めた。
無職75日~現在
無職75日目の記事で、こんなスケジュールを組んだ。
25日経った結果はこんな感じ。
・達成度50%。
・気づくと夜型になっている。
・ゲームをしすぎた。
・思考がノッてきたり、書くことが浮かんだときは朝から晩まで書くことができる。
・家事は面倒だが楽しい。晴れた日に洗濯物を干すと気分が良い。
・1日12時間ほど配信をつけると自分を拘束できるので良い。
・就活は一切していない。
・ラジオはまだやっていない。
・天気や気圧の関係か、1日力が入らず寝てばっかりの日がある。
「書くテーマさえ決まればOKで、一度スイッチが入ったら、寝るまで考えたり書き続けることができる」という、過集中的な側面を確認できたのはよかった。
作業効率を高めようと過去に作業でポモドーロ方式(25分の作業→5分の休憩を繰り返す)を取り入れたこともあったのだが、集中すると25分どころか数時間経っているので合わなかった。
掃除や洗濯、料理は意外と楽しい。日々に余裕があれば、ただ暮らしているだけでもこんなに幸せを感じられる。お金や時間がある人が「丁寧な暮らし」を楽しむ意味や過程がわかった。
ちなみに今後の予定はこんな感じ。
・11月に入るまで求人は探さない
・文章量は問わず1日1記事目標。
・ただし、やる気がでないときは徹底的にダラダラする。
・うまく配信を活用して自分を律する。
・早寝早起きを意識的に保つ。
・音声配信を始める。
今の時期を「リフレッシュ」「好きなようにするとき」と捉えつつも、ライターなど理想の方向性に向かうためにブログ執筆をすすめる。スイッチが入れば1日でも2日でも集中できるのだから、逆にスイッチが入らないときは思いきり休む。
無意味にネガティブになってもいけないのでそんな風に割り切って過ごそうと思う。あと、無職100日できりがいいのでラジオ配信を始めていく。
資産状況
そして無職とは切っても切り離せない、お金の話。
現在の銀行預金残高が約26万円。
数日後、家賃もろもろのクレカ引き落としが11万ほどかかるので、残りは15万。
来月の11月10日に11万~12万引き落とされたらほぼゼロになってしまう。
11月中旬ごろからやっと失業手当で15万ほど振り込まれるとしても、手元に資金がなくて暮らしていけなくなってしまうので、昨年から始めた株式に手をつける。
自分の中ではへそくり的なものであったが、食えなくなってはしょうがない。
とりあえず積み立てたNISA分を全て売却して32万円分(下の欄の二つ)は銀行預金に移し、いつでも使えるようにしておく。
ちなみに国内・中国の個別株は手放したくないので保有し続ける。
メルカリでの古物商は続けているがなかなか売れない。今後も商品の流行を見極めてなんとか売っていきたい。ふとした思いつきで始めた趣味に生活を頼る日が来るとは。
ちなみに古物商とか大それたこと言ってるように聞こえますが、やってるのは中古ショップ行ったときに「あ、これ高く売れそう」って思った物を買ってメルカリで売るだけです。いわゆるせどり。
めったにそんなものないし、利ザヤも1回で数千円といったところ。なんなら20万円分以上のデッドストックがある。食っていけません。
無職100日経過した感想
無職生活どうですか?という質問への答えとしては、
・穏やかで良い
・1日が鬼のような速度で過ぎていく
・今後の予定が大まかに決まっていないと不安になる
・お金がないと好きなことをしづらい
・意識して外出すると心身に良い
・時間に縛られずに好きなことに取り組めるのが最高
といった感じ。わたしはゲームで1日過ごせてしまう人種なので、ある程度スケジュールを組んでおくことでうまく日々が過ぎてゆく。
「今日は掃除をするぞ」とか、「●●についての記事書くぞ」とか、1~2時間で終わるゆっるゆるなノルマを課しておいて、達成したら「よくやったぜ」という、子を溺愛して褒めまくる親のような感じで過ごしている。幸福度的には多分コレでOKだと思う。
ところで、先日読んだ本でキャリアブレイクという概念を知った。
キャリアブレイクについて、本の中でこんな説明がある。
「キャリアブレイク」とは
一時的に離職、休職するなどして、仕事に就かない期間を持つこと。目的は休息、子育てや介護などのライフイベント、勉強、資格取得、旅行など人によって様々。欧米では一般的な言葉。
※北野貴大著『仕事のモヤモヤに効くキャリアブレイクという選択肢 次決めずに辞めてもうまくいく人生戦略』より引用。
本は、キャリアブレイクのざっくりした説明から始まり、当事者の体験談、企業や人事がどう見ているかなどについて触れられている。興味がある方は上記Amazonアフィリエイトリンクよりどうぞ。
欧米ではバカンスという概念もあるが、キャリアブレイクはそれよりも長い期間のイメージで、休職~離職期間を指す。わたしにとっても自然な期間であり、今の自分の無職生活もちょうどキャリアブレイクにあたるだろう。なぜ日本には文化として根付いていないのだろうか。
高度経済成長から続いた日本的雇用慣行、会社社会などいろいろと経緯や理由はあるが、食っていけない今、制度や慣習に文句を言っていても仕方ないので、会社に頼らず自力で食っていく道を探すしかない。
というわけで、わたしに残された無職期間も最大であと3カ月というところ。これを逃したら人生が終わってしまうぐらいに追い詰めれている。そう考えてやりたいことを、好きなことを続けていきたい。
いつかきっと、それがどこか面白い道につながると信じている。ラジオ撮るぞ、文章書くぞ、本読むぞ、ピアノ弾くぞ、旅に出るぞ、金と命が尽きるまで。
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おしまい
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