無職50日経過し、マルチ・ポテンシャライトをめざす
吾輩は2024年6月末の最終出勤日をもって、会社を退職した。今は、無職である。
会社には、約6年半のあいだ在籍した。
これまでの、わたしの輝かしい社会人経歴は流れはこんな感じだ。
- 内定がないまま大学卒業
- 既卒で入った会社を3年で退職
- 引きこもりニート1年
- 家から追い出されそうになるも、なんとか今の会社に転職
- 3年目、先輩の退職をめぐって上司に初めてブチ切れる
- 入職後6年半で退職。現在、無職50日が経過
こうして書き出すと、経歴は屈折の連続。輝かしいというか、光すら発していない。
ちなみに以下は、上司に切れたときの話と、その上司に退職を告げたときの記事である。
退職直後の7月上旬は、思いつきで1週間のフェリー旅行に行った。名古屋から北海道までフェリーに乗り、離島で野宿したり、帰りは京都までフェリーに乗ったりした。旅行記については、noteの投稿企画で書いた。下記から読んでいただいたら、スキ(イイネ)を押した後、知り合い10人に転送してほしい。
というわけで、気が向いたら就活もしている。
が、条件がいいところは選考落ちし、微妙かな~と思うところは内定が出るものの辞退。結果、無職50日が経過した。暮らしが脅かされはじめた。
無職生活はどんな感じかというと、ゲームをする、友人に会う、図書館やカフェに行く、これからの人生をぼんやり考えながらノートに書き出す、AIに人生相談をする、夏のおすすめ献立を聞くなどして過ごしている。
AIに相談したり、本を読んだり、カフェに通い詰めて考えたりした結果、『興味のあるアルバイトを複数掛け持ちしながら、フリーランスor自営の準備をしていく』方向が理想的かな、と考えている。
そもそも何の資格も持っていない中年なのでこの道は険しい。それでも、どうしてもこれまでとは違う働き方をしたい。別の分野でも働いてみたい。視野を広げたい。
取り組みたい気持ちが、さまざまな分野にバラバラに存在していることに気づいたわたしは、以前読んだある本を思い出し、本棚を探し回って読み返してみた。
その本とは、エミリー・ワプニックの『マルチ・ポテンシャライト 好きなことを次々と仕事にして、一生食っていく方法』である。
「マルチ・ポテンシャライト」とは、さまざまなことに興味を持ち、多くのことをクリエイティブに探究する人を指す言葉で、「自分の好きな複数の分野で活躍することができる才能」を持つ人のこと。(Amazon紹介文より引用)
マルチ・ポテンシャライトの身近な例としては、片岡鶴太郎氏、本田圭佑氏など複数分野で活躍している人物がわかりやすいだろうか。
本には、そんなマルチ・ポテンシャライトの課題(生きづらさ)、良いところ、良さを活かすようなライフプラン、現実的な取り組み方などが記載されている。
さまざまなことに興味があるマルチ・ポテンシャライトの特性を活かすにあたって、課題として以下の3つが挙げられている。
課題①仕事
「一つだけの仕事がイヤで転職しまくるの?経済的にOK?」
課題②生産性
「いろんなことに手を出すと生産性落ちない?」
課題③自尊心
「社会の風当たり辛くない?別分野に移りまくって、不安じゃない?自尊心もだいじょうぶ?」
この本では、特に仕事について深堀りされている。マルチ・ポテンシャルな傾向の人には仕事の問題(=多様な興味や能力をいかに仕事として活かすか?)が現実に差し掛かる一番の課題だと思う。わたしもこれだ。
わたしの興味・関心の幅の例でいえば、きりがないので読み飛ばしていただいて結構だが、
- 「音楽を演奏したい、曲を作りたい」
- 「文章(詩・小説・エッセイ・批評)表現をしたい」
- 「記者・ライターをやってみたい」
- 「(主体性)教育の在り方を考えたい」
- 「マイノリティ全般の支援に携わりたい」
- 「話を聴く仕事をしてみたい」
- 「心理的研究を深めたい」
- 「深く調べ、考えたことを発信したい」
- 「くだらない笑いを追求したい」
などがある。読み飛ばしていただいて結構である。
読み飛ばしていただいたわたしの興味を職業化すると、こんなかんじだろうか。
- 音楽家、作曲家
- 詩人、小説家、エッセイスト
- 記者、ライター
- 教師
- 研究者
- 支援員
- カウンセラー
- インフルエンサー、YouTuber、ライブ配信者
- 芸人
それでは、複数の興味・関心を活かして、わたしはまずどんな職に就けばいいのか?どうやって食いつなぎ、興味を活かして転職するのか?それが問題だ。
これに対して、本書で以下の4つのワークモデル(=働き方のライフプラン)が示されている。
ワークモデル①グループ・ハグアプローチ
1つの多面的な仕事に関わり、複数の役割。業務を果たす。
ワークモデル②スラッシュ・アプローチ
パートの仕事やビジネスを掛け持ちして、複数分野で活動する。
ワークモデル③アインシュタイン・アプローチ
メインのほどよい仕事やビジネスでお金や時間を確保しつつ、好きなことに熱中する。
ワークモデル④フェニックス・アプローチ
ある業界で数カ月~数年働いた後、新たな業界でキャリアをスタートさせる。
実は、この本を読んで「これわたしのことじゃないか!」と思った数年前から、今後のライフプランとして上記4つがずっと脳内にあった。
6年半務めた前職は、明らかな①のグループ・ハグアプローチだった。
わたしがいたのは福祉業界だったので、現場仕事のほか、中間管理職として管理業務・部下の指導も担う。法人としての業務では、官公庁とのやり取りをはじめとする煩雑な事務全般がある。さらには中小企業なので、各部署のICT化やPC関係の問題解決、趣味として業務効率化。
業務が1つだけじゃなかったから、やる気になった。「この仕事だけやって」と仕事が限定されていたら、どんなに楽でもすぐに退職していたと思う。まあ中小なのでそんなことはあり得ない。
会社の規模が拡大するにつれて、わたしはなんでも屋と呼ばれるようになった。どれも、最初期だれもわからなかったから全部自分で調べて覚えたにすぎないのに。
それでも、複数の業務・役割があったのは自分としては良かった。視野が広がることの喜びは大きかった。
退職にあたって、次の仕事は④のフェニックスアプローチが良いと考えていた。業界をずらして、例えばライター、カウンセラーに関する仕事。まったくゼロからのスタートだ。
ただ、実際に仕事を探してみると、上記分野においての無資格・未経験での採用は非常に少ない。
フルタイムでがっつり働くことに疲れたのもあり、勤務時間を減らしつつ興味がある分野で働こうと思い、現在はワークモデル②スラッシュ・アプローチとして、『興味のあるアルバイトを複数掛け持ちしながら、フリーランスor自営の準備をしていく』スタイルにトライしようと考えている。
最終的には雇われではなく独立し、1人で働くスタイルが良い。その前段階として、アルバイトで経験を積んだり、アルバイトで生計を立てている間に勉強したりする。
前職を辞める前の1~2年はブログ副業などを決意するも、体力と意志が足らずやりきれなかった。仕事を退職した現在や、パートタイマーで勤務時間を減らしてからは、体力と意志は”理論的には”カバーできるはず。がむしゃらにやってダメなら、取り組む内容か方向性合わないということ。
そんな感じで、一つ一つ可能性を確かめながら、生き方を模索していこうと思う。そのために、まず貯金が尽きるまで、できるだけ節制しながら、実験的な取り組みと生活を続けていきたい。
最後に、本の中で示されている、マルチ・ポテンシャライトの5つのスーパーパワー(長所)を紹介する。
長所①アイデアを統合できる
長所②学習速度が速い
長所③適応能力が高い
長所④大局的な視点を持っている
長所⑤さまざまな分野をつなぐ「通訳」になれる
徹夜で記事を書いていたら眠くなってきた。マルチ・ポテンシャライトのスーーパーーパワーーーーその他について、より詳しく知りたい方はコチラから本をご購入ください。
これはAmazonのアフィリエイトであるとともに、無職のわたしへの支援となります。コチラから本を買って、知り合い10人にも「高価な買い物をするときは、絶対に『めりこま』で検索して出てきたブログ記事のAmazonのURLから買って」と伝えてください。
「一つの仕事をずっと続けられないからダメ」ではなく、「いくつもの仕事を経験しているからこそ重宝されるスキルがある」。「玉ねぎがない牛丼はダメ」ではなく、「牛肉がたくさんあるからジューシーさがマシてウマウマ牛丼になる」。意味がわからない。
輝かしい未来に向かって、自分のどこかにダイヤの、いやせめて、銀の原石の放つ光を探してみようと思う。炎症起こすと一歩手前ぐらいまで皮膚をこすり続けていれば、どこかに見つかるだろう。凡人のわたしが、あなたが、いきいきと生きてゆく道が。
以下、test欄
マルチ・ポテンシャライト
マルチ/ポテンシャライト
マルチ、ポテンシャライト
マルチ。ポテンシャライト
マルチ◇ポテンシャライト
マルチ■ポテンシャライト
マルチ〇ポテンシャライト
マルチ♡ポテンシャライト
マルチ★ポテンシャライト
マルチ※ポテンシャライト
マルチΦポテンシャライト
終
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